7.4.11

おのようこ

久しぶりにおのようこさんの「ただの私」という本を読み返しています。 すかっとする内容が多く、一気にポジティブな気分になります。 私は本当に単純だなと思うほど、(いつまでもつかはわかりませんが)心が強くなりました。 共感できるところを書き残しておきます。 〈私たちは、生まれたときすでに、胎教とやらで相当ゆがめられてしまっているが、それでも生まれたときの状態が、一番自然に近い。ところが、その赤ん坊は、母親が決めた時間にしかお乳をもらえない。もっとたくさん飲みたいと思っても、母親が適量と考えた分しかもらえない、といったふうにして、母親を通して、社会のリズムを押し付けられ、自然な身体のリズムが失われていってしまう。母親によって、社会の通年を強制的に習わせてしまうのだ。栄養は一日に二千四百カロリー摂取しなくてはならぬ、とか、ネクタイをしなくちゃいけない、とか、すべて、がんじがらめだ。〉 チェコから帰ってきて作り始めた作品のコンセプトと通じるところがあり、とても共感しました。 人にはできる我慢とできない我慢があると思います。それによって一見縛られていなさそうにしていても本人にとってはがんじがらめという人もたくさんいると思います。 ほとんどの人が問題なく我慢できることでも、それをできない人もいます。ほとんどの人が幸せを感じることも、幸せに感じない人もいます。人は一人一人全く違うのです。親子や兄弟(姉妹)でさえ全く違います。別の人間で似ているところなど一つもないのですよね・・・・ただえさえ縛られている人間どうし、その縛りをよりきつくするようなことは、もうよしたいところですね。

0 件のコメント:

コメントを投稿